インターネットにつながらなくなる?
先日2月3日にある重大ニュースが発表されました。
「IPv4アドレスの中央在庫が枯渇」
詳細は
こちらへ。
あまり、公にはならなったようですが、
かなり深刻なニュースです。
というのも、具体的に影響が出るとなると、
パソコンがインターネットにつながらなくなります!
なぜか?
IPアドレスというのはパソコンがネットワークに繋がっているときに、
目印になる電話番号のようなものです。
誰々さんから、誰々さんにHPを見せましょう。
というのを、IPアドレスで見分けているので、
間違いなくパソコンに表示されるのです。
今使われているIPアドレスというのはIPv4という規格です。
パソコンのネットワーク設定をするときに、
IPアドレスは「192.168.0.1」 とか
いうのを見かけていると思います。
この4つに区切られた数字がIPv4の規格です。
1つの区切りは0~255まで使えるので、
全部で、約43億のアドレスが使えることになります。
しかし、インターネットの急激な発達で、
このアドレスが足りなくなってしまいました。
パソコンだけではなく、携帯電話やスマートフォンも、
IPアドレスが必要になってきて、
どんどんアドレスの消費は加速しています。
使われなくなったIPアドレスを再利用したり、
家庭内のIPアドレスは重複して使用できるようにしたり
という技術を使ってはいますが、そろそろ限界のようです。
そこで救世主の登場!
IPv6という規格が登場です。
といっても、
もう10年も前に決められていたんですけどね。
この規格を使うと、
約340澗個のアドレス
という途方もないアドレスが使えるようになるんです。
340澗とは340兆の1兆倍の1兆倍らしい・・
でも10年も前に救世主が現れているのになぜ枯渇?
って疑問が。
というのも、
IPv4とIPv6は互換性がないんです。
IPv6を使うには、ルーターや、パソコンのハードウェアはもちろん
インターネットエクスプローラなどのWebブラウザも
IPv6に対応させないといけないんです。
そこで、各メーカーは裏でコソコソと、
IPv6に切り替える準備を進めていたんですね。
地デジテレビに切り替えるのと同じような方法ですかね。
でも、世の中がIPv6に移り変わる前に、
IPv4が足りなくなってしまったわけです。
そろそろ本格的にIPv6に移行する準備をしないと、
ネットに繋がらなくなる日は突然やってくるかも知れませんょ。
・・・・また、勉強しなきゃいけないことが増えたなぁ。
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